静岡県の桜開花時期予想2026
2026年の開花予想と見頃時期
2026年の静岡県における桜の開花は、複数の気象予報機関によって予測が発表されています。日本気象株式会社とウェザーニューズの予想によると、静岡市では3月20日頃から開花が始まると予想されており、東京や名古屋と並んで全国でも最も早い開花トップグループに位置しています。
2026年シーズンは、春先の気温が平年より高めに推移する影響で、東海地方では平年並みか平年よりやや早い開花となる見込みです。静岡市の開花予想日は3月20日頃、その後約1週間で満開を迎え、3月下旬から4月上旬が最も見頃となる時期です。
気温推移と桜の開花メカニズム
桜の開花には「休眠打破」と「生長」という2つの重要なプロセスがあります。2025年10月から11月にかけては平年並みの気温、12月は平年より高めの気温でした。2026年1月から2月にかけては平年並みの気温が予想されており、休眠打破の時期は概ね平年並みの見込みです。
休眠打破後は、12月の気温が高かったため例年より早く生長が進んでおり、開花時期も例年より早まる可能性があります。3月から4月にかけては平年より高めの気温が予想されているため、開花から満開までの期間も比較的短くなるでしょう。
過去の開花実績との比較
参考までに、2025年の静岡県では駿府城公園の桜が4月2日に開花し、4月8日から10日頃に満開を迎えました。2026年は2025年と比較して開花時期が早まる予測となっています。
静岡県を代表する桜の種類
河津桜(カワヅザクラ)
静岡県を代表する早咲きの桜といえば河津桜です。静岡県賀茂郡河津町で発見された品種で、カンヒザクラ系と早咲きオオシマザクラ系の自然交配種と考えられています。
河津桜の最大の特徴は、例年2月上旬から開花が始まり、約1ヶ月間という長い期間にわたって花を楽しめることです。花はソメイヨシノと比べて大きめで、濃いピンク色が特徴的です。最も美しいのは満開前の六~八分咲きの時期とされています。
2026年の河津桜は、日本気象株式会社の予想によると河津桜原木で1月22日頃に開花し始め、2月中旬から下旬にかけて見頃を迎える見込みです。例年より早い開花となる予測が出ています。
ソメイヨシノ(染井吉野)
日本で最も一般的な桜の品種であるソメイヨシノは、静岡県内でも3月下旬から4月上旬にかけて見頃を迎えます。淡いピンク色の花が一斉に咲き誇る様子は圧巻で、県内の多くの公園や名所で楽しむことができます。
その他の桜品種
静岡県内では、寒桜、大寒桜、しだれ桜、八重桜など、時期や場所によってさまざまな品種の桜を楽しむことができます。特に三嶋大社では、2月の寒桜から4月中旬の八重桜まで、約15種200本の桜が次々と咲き、長期間にわたって桜の鑑賞が可能です。
伊豆エリアの人気お花見スポット
河津川沿桜並木(河津町)
河津桜の発祥地である河津町は、静岡県を代表する桜の名所です。河津川沿いには約850本の河津桜が植えられており、満開時には川沿いに続く桜のトンネルが出現します。
町内全体では約8,000本もの河津桜があり、同時期に咲く菜の花の黄色と河津桜の濃いピンクのコントラストは絶景です。2026年の「第36回河津桜まつり」は2月7日(土)から3月8日(日)まで開催予定で、期間中は約100軒の出店が並び、夜桜ライトアップも実施されます。
アクセス:伊豆急行線「河津駅」から徒歩約5分
みなみの桜(南伊豆町)
南伊豆町の青野川沿いに咲く河津桜の一種「みなみの桜」も見逃せないスポットです。2026年の「第28回みなみの桜と菜の花まつり」は2月1日(日)から3月10日(火)まで開催されます。
期間中は毎日18時から21時まで夜桜ライトアップが行われ、特別企画として「夜桜流れ星」が2月27日(金)、28日(土)、3月1日(日)の3日間限定で開催されます。青く光る「いのり星」が水面を流れる幻想的な演出が楽しめます。
アクセス:伊豆急行線「伊豆急下田駅」からバスで約25分、「九条橋」下車
糸川遊歩道(熱海市)
熱海市の糸川沿いには「あたみ桜」が植えられており、1月から2月にかけて早咲きの桜を楽しむことができます。「あたみ桜 糸川桜まつり」は例年1月上旬から開催され、温泉街での散策と合わせて楽しめる人気スポットです。
アクセス:JR「熱海駅」から徒歩約15分
さくらの里(伊東市)
大室山のふもとに広がる約40,000㎡の公園「さくらの里」は、約40種類・1,000本の桜が植えられた伊豆半島屈指の桜の名所です。2月の河津桜から4月上旬のソメイヨシノまで、長期間にわたってさまざまな品種の桜を楽しめます。
アクセス:伊豆急行線「伊豆高原駅」からバスで約20分、「シャボテン公園」下車、徒歩約8分
狩野川さくら公園(伊豆の国市)
狩野川堤防に位置する桜並木は約450mにわたって続き、シーズン中には冠雪した富士山と満開のソメイヨシノのコラボレーションが楽しめます。広い河原には車を駐車できるため、ゆっくりと花見を楽しめます。
問い合わせ:伊豆の国市観光協会 TEL:055-948-0304
三嶋大社(三島市)
伊豆国一宮として古くから信仰を集める三嶋大社は、源頼朝ゆかりの地としても知られています。2月の寒桜を皮切りに境内にある15種200本の桜が次々に咲き始め、春の参道にはソメイヨシノや三島桜が連なり、神池ではしだれ桜が咲き誇ります。
アクセス:JR「三島駅」から徒歩約15分
かんなみの桜(函南町)
函南町の柿沢川沿いには約410本の河津桜並木が続きます。満開時にはピンクの花と菜の花の黄色が織りなす春らしい景色が広がり、背景には富士山や箱根連山を望む絶景スポットです。
「かんなみの桜まつり」は2026年2月14日(土)から3月15日(日)まで開催予定で、約2~3kmの川沿いをゆったり歩くことができます。
アクセス:東海道本線「函南駅」からバス約15分~25分、「本村入口」下車、徒歩約4分
中部エリアの人気お花見スポット
駿府城公園(静岡市葵区)
徳川家康ゆかりの駿府城跡を整備した公園で、静岡市を代表する桜の名所です。広大な園内には多数のソメイヨシノが植えられており、3月下旬から4月上旬にかけて見頃を迎えます。
現在「桜の名所」づくり事業が進められており、今後さらに桜の本数が増える予定です。例年4月上旬には「静岡まつり」も開催され、多くの花見客で賑わいます。2025年の第68回静岡まつりは4月4日(金)から6日(日)に開催され、夜桜ライトアップも3月中旬から4月中旬まで実施される予定です。
アクセス:JR「静岡駅」から徒歩約15分
蓮華寺池公園(藤枝市)
藤枝市のほぼ中央に位置する蓮華寺池公園は、市民の憩いの場として長年愛されています。池の周囲に桜が咲き乱れ、4月には桜と藤の競演を楽しむことができる春の人気スポットです。
例年3月下旬から4月上旬が見頃で、夜桜ライトアップも実施されます。
アクセス:藤枝市若王子694-1
金比羅山・瀬戸川(藤枝市)
瀬戸川の両岸と金比羅山の斜面いっぱいに桜が咲き乱れる藤枝市を代表する桜の名所です。「金比羅山・瀬戸川桜まつり」は静岡県を代表する桜まつりとして知られ、総延長約3kmにわたる桜のトンネルは圧巻です。
見頃:3月下旬から4月上旬
家山の桜並木(島田市川根地区)
島田市川根地区は県下有数の桜の名所として知られています。大井川鐵道沿いの桜トンネル、家山川沿いの緑地公園桜並木など、3月下旬から4月上旬にかけて一斉に開花します。
大井川鐵道のSLと桜のコラボレーションは撮影スポットとしても人気が高く、「家山桜まつり」期間中は多くの観光客で賑わいます。
見頃:3月下旬から4月上旬
東部エリアの人気お花見スポット
冨士霊園(小山町)
「日本さくら名所100選」に選ばれた広大な公園墓地で、静岡県内でも屈指の桜の名所です。霊園参道には山桜、ソメイヨシノなど約3,500本の桜が植えられています。
4月上旬から中旬の満開時には約11万人の人出で賑わい、長い桜並木のトンネルは圧巻の美しさです。富士山を背景にした桜の景色は絶景で、写真愛好家にも人気の高いスポットです。
見頃:4月上旬から中旬
富士桜自然墓地公園(富士宮市)
東京ドーム26個分にも及ぶ広大な敷地に、ソメイヨシノをはじめ富士桜や八重桜など約15種8,000本もの桜が咲き誇ります。起伏に富んだ園内の造形美に桜が彩りを添える光景はまさに仙境のようです。
背後にそびえる富士山とのコラボレーションを楽しもうと、県内外から多くの花見客が訪れます。広大な敷地のため、半日程度の時間的余裕を持って訪れることをおすすめします。
見頃:4月上旬から中旬
岩本山公園(富士市)
高台に位置し、富士市を一望できる岩本山公園は、富士市を代表する桜の名所です。園内には多数のソメイヨシノが植えられており、3月下旬から4月上旬に見頃を迎えます。
富士山を背景にした桜の景色が楽しめる絶景スポットで、特に天気が良く空気が澄んだ午前中の訪問がおすすめです。梅や紫陽花など、桜以外の花々も季節ごとに楽しめます。
見頃:3月下旬から4月上旬
狩宿の下馬ザクラ(富士宮市)
国の特別天然記念物に指定されている、ヤマザクラとしては国内最古級の名木です。薄紅色の芽に白い花が咲く美しい桜で、源頼朝がこの桜の下で馬を降りたという伝説が名前の由来となっています。
樹齢800年以上とされる一本桜の風格ある姿は必見です。
見頃:4月上旬
西部エリアの人気お花見スポット
浜松城公園(浜松市中央区)
徳川家康によって築城された浜松城(出世城)を囲むように園内が桜で彩られます。ソメイヨシノを中心とした桜並木は浜松市内で有数の桜の名所として、毎年多くの花見客で賑わいます。
見頃:3月下旬から4月上旬
佐鳴湖公園(浜松市中央区)
静岡県で浜名湖に次いで2番目に大きな佐鳴湖周辺を整備した公園です。約50haある園内には約700本の種類の異なる桜が植えられています。
3月上旬の河津桜から始まり、寒緋桜、ソメイヨシノ、八重桜と順次開花していきます。例年3月下旬から4月上旬には「佐鳴湖公園さくらまつり」が開催され、期間中の土日には屋台も並びます。
見頃:河津桜は3月上旬、ソメイヨシノは3月下旬から4月上旬
東大山河津桜(浜松市浜名区)
花川沿いの堤防両側約1kmに約400本の河津桜が咲き誇る、静岡県西部最大級の河津桜の名所です。開花シーズンには「東大山河津桜祭り」が開催され、同時期に菜の花も開花するため、ピンクと黄色の美しいコントラストを楽しめます。
河津桜のシーズンが終わると、約130本のソメイヨシノも開花し、浜松市内では有名なお花見スポットとなっています。
見頃:河津桜は2月中旬から3月上旬、ソメイヨシノは3月下旬から4月上旬
秋葉ダム千本桜(浜松市天竜区)
秋葉ダム湖を中心に南北7.5kmにわたって約1,000本の桜が咲き乱れる、浜松市内有数の桜の名所です。ダム湖畔に咲く桜の景観は見事で、春の訪れを感じられるスポットです。
見頃:3月下旬から4月上旬
小國神社(森町)
花処として名高い小國神社は、春には境内の宮川沿いに1,000本もの桜が咲き、多くの観光客が訪れます。古社の荘厳な雰囲気と桜の美しさが調和した、趣のある花見が楽しめます。
見頃:3月下旬から4月上旬
お花見に役立つ情報
開花情報の確認方法
最新の開花状況は以下の方法で確認できます。
- 静岡県さくらの会(静岡県公式ホームページ)で県内各地の開花状況を随時更新
- 河津桜まつり公式サイトでライブカメラ映像を24時間配信
- 河津桜情報ダイヤル(Tel:0558-34-1560)で電話による開花情報提供
- 各観光協会や自治体の公式サイト
- 気象会社の桜開花予想サイト(ウェザーニュース、日本気象など)
お花見のマナーと注意点
楽しいお花見にするために、以下のマナーを守りましょう。
- 桜の枝を折ったり、幹を傷つけたりしない
- ゴミは必ず持ち帰る
- 場所取りは常識の範囲内で
- 騒音に配慮し、周囲の迷惑にならないように
- 私有地や立入禁止区域に入らない
- 霊園や墓地の桜を見学する際は、参拝者への配慮を忘れずに
- 駐車場の利用ルールを守る
混雑を避けるコツ
人気スポットでは、特に週末や見頃のピーク時に混雑が予想されます。
- 平日の訪問を検討する
- 早朝や夕方の時間帯を狙う
- 公共交通機関を利用する(河津桜まつり期間中は特に推奨)
- 見頃の少し前や少し後でも十分美しい桜を楽しめる
- 穴場スポットを探す(河津川上流の豊泉橋やかわづいでゆ橋など)
アクセスと交通情報
河津桜まつり期間中は、伊豆急行線の特急「踊り子」号の利用が便利です。東京駅から河津駅まで直通で片道約2時間40分です。
2026年には「特急みなみの桜河津桜大宮号」(2月14日、15日、21日、22日運転)と「特急みなみの桜河津桜高尾号」(2月20日運転)も運行され、全車指定席で快適に移動できます。
自動車でアクセスする場合、混雑回避ルートとして「伊豆スカイライン・アネスト岩田ターンパーク箱根」の利用がおすすめです。また、伊豆急行「伊豆高原駅」まで車で向かい、駅の駐車場に停めて「パーク&トレイン」切符を利用して会場へ向かう方法も混雑を回避できます。
服装と持ち物
2月から3月の伊豆半島や静岡県内は、日中は比較的温暖ですが朝晩は冷え込むことがあります。
- 重ね着ができる服装
- 防寒具(特に河津桜の時期)
- 歩きやすい靴
- レジャーシート(お花見をする場合)
- カメラ(富士山と桜のコラボレーションは絶好の撮影チャンス)
- 日焼け止めや帽子(晴天時)
まとめ
静岡県は、2月上旬の河津桜から4月中旬の遅咲きの桜まで、約2ヶ月半にわたって桜を楽しめる全国でも有数の桜の名所です。2026年は、河津桜が例年より早く開花する予測が出ており、ソメイヨシノも3月20日頃から開花が始まる見込みです。
伊豆半島の河津桜、富士山を背景にした絶景スポット、歴史ある神社仏閣の桜、大井川鐵道のSLと桜のコラボレーションなど、静岡県ならではの多彩な桜の楽しみ方があります。
開花状況は気温の変化により変動するため、お出かけ前には必ず最新の開花情報を確認することをおすすめします。マナーを守り、美しい桜の景色を楽しむとともに、地元の方々や他の花見客への配慮も忘れずに、素敵なお花見の時間をお過ごしください。